プライベート、ビジネスに関係なく、旅行や出張に最適なフライト、ホテルなどをAI(人工知能)に提案してもらえたら・・・。
そんな世の中が既に現実ものとなっています。
人の力では限界が生じる言語や対応時間の壁、その人の好みの記憶や他の旅行者の感想を反映する必要性など、様々な障害を難なくクリアできる可能性をAIは秘めているのです。
そもそもAI(人工知能)とは何なのでしょうか。
実のところ、AI=Artificial Intelligenceには様々な定義があり、一口で「これ」と言い切ることができないのですが、平たく言うと「自己学習機能を持った機械」が近いものかと思います。
今まで映画でも題材として何度も取り上げられてきたAIですが、自我をもって人間に襲い掛かってくるというマイナスなイメージが強いのではないでしょうか。
しかし実際には、膨大なデータを基に学習を重ねることで、人間にとって最適な情報を提供してくれる非常に頼りになるものであると言えます。
今では日常の風景に溶け込んでいる皆様の手元のスマートフォンにも、AIの機能は既に搭載されています。
例えば、ユーザーが使いそうなアプリをスマホが先回りして提案する機能も、機械が学習した結果に基づいているのです。
AIは既にビジネスシーンでも活用されています。
特にマーケティングやセールスといった分野において、最終的に動く担当者(人)のサポートをAI(機械)がおこなって全体のサイクルを最適化することに一役かっています。
今コンタクトすべき相手はどこか、しばらく訪問していない企業はどこか、などといった情報を、AIが判断した評価やタイミングで通知が来るので、担当者は実際に動く部分だけを担えば良いのです。
旅行業界においては冒頭で述べた通り、最適なプランの提案をしてくれることもAIが本領発揮できる一つの場です。
ただ、それ以外にも十分すぎる可能性を秘めているのがAIです。
例えば現地に到着してから、おすすめの観光地をその時の天気や混雑具合など、リアルタイムの現地情報によって提案してくれるアプリが誕生するかもしれません。
また、リアルタイムで同時翻訳が可能な技術も既に実現しているので、言語が異なる現地の方とスムーズなコミュニケーションも簡単に出来る日が来るでしょう。
更に、もしAIに人格が宿る日が来たら、AIをパートナーとして一緒に旅行に行く日も来るかもしれません。
それこそ映画のような話ですが、AIのポテンシャルの大きさは現実的にもそこまで広がっていると言えるのではないでしょうか。
とはいえ、結局は使いこなす人がいないとAIも無用の長物と成り果ててしまうので、上手に付き合っていく必要がありますね。
更新:2017年10月12日
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