海外出張先で多発するトラブルの傾向分析!事前対策と事後処理も解説

海外出張先でのトラブル増加

経済がグローバル化するにつれ、日本のビジネスパーソンが海外出張する機会も増えてきました。しかし、同時に日本人が現地で犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性も高まったといえます。安心して海外に行くためには、トラブルや遭遇しやすい犯罪の傾向を調べておきましょう。この記事では、海外出張におけるトラブルの事前対策や事後処理を紹介します。

海外で多発するトラブルの傾向は?

まずは、「手荷物の紛失(ロストバゲージ)」が挙げられます。1000個に6~7個の割合でロストバゲージは発生しており、対策が必須です。特に、比較的治安のいい日本に慣れてしまっていると、海外で窃盗や置き引きのターゲットにされかねません。次に、「病気や怪我」にも気をつけましょう。気候の変化や飲食物との相性、地域によっては伝染病や感染症なども脅威となりえます。

公共交通機関のトラブルも念頭に置きたいところです。飛行機の遅延やキャンセルは海外だとそれほど珍しくありません。天候や自然災害の影響で予定通りのフライトに乗れないことは出てくるでしょう。危険性でいうなら、事件や事故に巻き込まれることも注意するべきです。さらに、都市がテロの標的にされることもあり、油断はできません。そのほか、出張の種類によって遭遇しやすいトラブルは異なるでしょう。

日本人が巻き込まれやすい犯罪とは?

海外出張では荷物が多いので、スリ、置き引き、ひったくり、窃盗など、持ち物を狙われる事件が少なくありません。しかも、海外では「日本人は金持ちである」とのイメージが蔓延しています。本人の実状に関係なく、日本人だとわかった時点で犯罪のターゲットにされやすいのです。また、地域によっては外国人を狙った手の込んだ詐欺も横行しています。偽警察官による尋問、偽ガイドの出迎えなどは定番なので気をつけましょう。

日本人の感覚だと、思いもよらない手口で犯罪に巻き込まれることもあります。悪徳タクシーやクレジットカードのスキミングなどは、日本だと滅多にない犯罪です。さらに、睡眠薬を飲まされて金品を奪われるなどの凶悪事件も起こっています。もしも犯罪や事故、テロに巻き込まれてしまったなら、現地の在外公館を頼りましょう。中でも、日本大使館は住所を調べやすくすぐに連絡できるはずです。

トラブルを事前回避する方法とは?

海外では行動のひとつひとつに注意しましょう。手荷物を失くさないためには、直行便を使うのもひとつの手段です。また、できる限り機内に持ち込んで自分の手で管理するのも大切です。そして、メジャーで信用できる飛行機会社を予約するようにします。さらに、病気や怪我の対策として、不調時に頼れる機関や施設を調べておきましょう。そのうえで、滞在中は日本人と相性の悪い食材や飲み物をなるべく口にしないよう心がけます。

緊急連絡先、緊急避難先をあらかじめチェックしておくのも基本です。多くのトラブルは大使館が請け負ってくれるものの、限度があるので「どの程度まで頼れるのか」を把握しておきましょう。そのほか、海外のルールに合わせることも肝心です。文化的なタブーに触れたり、無意味に相手を怒らせたりしないよう、マナーには注意を払いましょう。

犯罪に巻き込まれるのを防ぐ自己防衛策は?

覚えておきたいのは、「日本の治安は世界の中でもかなりいい」という点です。たとえば、財布をむき出しにして歩いていても、スリに遭う確率が低いなど諸外国では考えにくい現象です。日本にいる感覚で海外の街を出歩くのは危険だと意識しましょう。「日本人だ」と思われた時点で、犯罪者に目をつけられることもあります。なるべく目立たないように行動するのが鉄則です。

さらに、早朝や夜間は現地の人でさえ危ない地域もあります。人通りが少ない時間帯は1人で外出しないようにしましょう。そして、多額の現金や貴重品は宿泊先に保管し、持ち歩かないことが大事です。また、親切そうに言い寄ってくる詐欺師もいます。簡単に他人を信じないのが身のためです。

トラブルや犯罪に巻き込まれたときの対処法は?

どんなに気をつけていてもトラブルや犯罪は完璧に防ぎきれません。万が一、海外で病気やケガの治療を受けたときは、とりあえず現地で治療費のすべてを支払いましょう。帰国後、健康保険の海外療養費を申請することは可能です。また、フライトがキャンセルになったなら、すぐにあきらめず代わりの便を探してもらいましょう。

海外で多いロストバゲージが起こったら、手荷物預かり証と航空券を到着空港の手荷物サービスデスクの職員に示します。そのうえで、荷物の捜索を頼みましょう。その際、氏名や宿泊先、荷物の特徴を伝えることも肝心です。ただし、言語の問題などで調査が難航するケースもありえます。そのときは日本の窓口に経緯を話し、依頼をやり直しましょう。原則として、海外でトラブルに巻き込まれたり、相談先がわからなかったりすれば、大使館などの在外公館に問い合わせるのが無難です。

最悪の事態に備えたシミュレーションが重要

海外出張ではトラブルのシミュレーションが非常に重要です。自分の会社の危機管理プロセスを信用できないなら、「トッパントラベルサービス」をはじめとした、ノウハウのある旅行会社を上層部に提案してみましょう。トッパントラベルサービスは海外出張を総合的にプロデュース可能です。


更新:2019年7月31日

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